京都大学が学生向けに提供しているメールシステムは、 メール専用のアプリケーションを使わなくても利用できるようになっています。 ウェブページなどを見るためのウェブブラウザを使って、 全学メール(学生用)というシステムにアクセスすることによって、 メールを利用できます。
このようなシステムは一般に「Web メール」と呼ばれるものです。 「Web メール」では、自分が受けとったメールなどのデータは、 別のところにあるメールサーバというサーバに保存されます。 そのためウェブブラウザが使える環境さえあれば、 どこからでも大学でもらったメールアドレスに来たメールを読めます。
全学メール(学生用)を使うには、 ますデスクトップ上にある「メールを読む」アイコン (https://mail.st.kyoto-u.ac.jp/ へのショートカット)を 左でダブルクリックします[図1]。
[図1]デスクトップ上の「メールを読む」アイコン
[図2]のような画面が表示されるはずです。 ここで PC へのログオンとは別に、 「全学メール(学生用)」にあらためてログインする必要があります。 「ID」と「Password」と書いてある空欄に ECS-ID とパスワードを入力し、 「Login」というボタンをクリックしてください。
[図2]全学メール(学生用)ログイン画面
受信と送信がちゃんとできるか、 また、相手にどのようにメールが届けられるのかを確かめるために、 まず自分のアドレスにメールを出してみます。
まず送信するメールを作成しましょう。 それには「新規作成」ボタンを押します。
[図3]ログイン後の画面
そうするとメール作成画面が出ます。
[図4]メール作成画面
宛先、件名、本文を入力したら、 念のため入力間違えがないかチェックして、 問題がなければ4の「送信」ボタンを押します。
その後、作成画面は自動的に消えますが、 きちんと送信できたかどうかは「送信済みアイテム」を見てみることで確認できます。
[図5]「送信済みアイテム」の確認
今度はメールを受信してみましょう。 ログイン後、「受信トレイ」が自動的に開いていると思いますが、 画面左側の「受信トレイ(●)」の●が新着(未読)メールの数です。
[図6]「新着(未読)メール」の表示
左側で黄色の背景のタイトルのメールが現在の選択のものです。 そして、右側にその内容が表示されます[図7]。 また、左側の送信者を左でダブルクリックすると、 そのメールが別画面表示されます[図8]。
[図7]受信したメールを読む1
[図8]受信したメールを読む2
受けとったメールに返事を書きたい場合や、そのメールを誰か別の人に転送したい場合などは、 それぞれ「返信」や「転送」を押すと、新たにメール作成ウィンドウが開きます。 また、「全員へ返信」とは、「CC:」で送られたアドレスにも送ることになります。 なお、「CC:」については、後ほど説明します。
全学メール(学生用)の設定をいくつか行っておきましょう。
画面右端にある「オプション」のボタンをクリックし、 「すべてのオプションを表示」をクリックします。 「オプション」の設定の画面が開くので、 アカウント情報の枠線の下にある「編集」を選んでクリックします。
そうすると、下のような画面があらわれますので、 「表示名」の箇所に自分が送るメールの受信者に見せたい内容(漢字のフルネームなど)を記入して、 最後に「保存」ボタンを押してください。
メールの本文の最後に誰がこの文章を書いたのかや、 連絡先を示すsignature(署名)が入っていることがあります。
では金曜日にお会いしましょう。 ( ← 本文の最後)
--- ( ← ここから signature)
○山××
○△大学文学部△×研究室
〒ooo-oooo ○△市××町
Tel: xxx-xxx-xxxx / Fax: xxx-xxx-xxxx
こうした署名は毎回同じ文になりますが、同じ内容をその度ごとにいちいち入力するのは面倒です。
「全学メール」には保存しておいた署名をメールに自動的に挿入してくれる機能があるので、 設定してみましょう。
1. 画面右上の「オプション」のボタンをクリックし、「すべてのオプションを表示」をクリックします。 「オプション」の設定の画面が開くので、画面左のメニュー一覧から「設定」を選んでクリックします。
[図9]
2. 下の画面で署名を作成います。
[図10]
これで署名を作成できたので、ためしにメールを作成してみましょう。
せっかくなので、署名のすぐ右側にある各種設定項目について、簡単に説明しておきます。 どのように設定するかは、各自のお好みで試してみてください。
[図11]
「開封確認メッセージ」とは、 送信者が受信者に対してメールを開封したことを通知するように要求しているもので、 その要求に対してどういう対応をするかを選択することができます。 ただ、この機能は昔のメールソフト(Outlook Express 等)などに付いている機能ですが、 受信者に煩雑さを感じさせたり、返信を早くさせるという心理的負担をかけるなどの理由から、 あまり使われなくなった機能でもあります。
「閲覧ウィンドウ」は、新着(未着)メールに対して、 どうすれば既読メッセージとして認めるかを選択する項目です。 左側のメールの題名を選択すると右側に内容が表示されているので、 10秒ほどで開封済みにするのが一般的かもしれません。
「スレッド」とは、同一件名のメールのやりとりをまとめて表示する機能のことです。 並べる順序や並べ替え方法の選択ができます。 どちらが見やすいかは、それぞれにやってみるのが一番手っ取り早いかもしれません。
ログオンの時と同様に、コンピュータ自体とは別に「全学メール」からログアウトする必要があります。 メールを使い終ったら、画面の右上にある「サインアウト」というボタンをクリックします。 次のような画面が表示されたらログアウト完了です。
[図12]ログアウト完了の画面